小田原柑橘倶楽部

通過するだけじゃもったいない、小田原、そして片浦地区　伊豆半島の熱海、伊東。そして箱根…。冬になると恋しくなる関東で指折りの温泉町がひしめくこの片浦周辺。そんな温泉町への入口というのが、ここ小田原。いつもいつもそんな旅行の通過点でしかないかもしれませんが、この町って実は海も山も川もあって素朴な趣のある町なんです。
　その昔には、世に知られる文人達が多く居を構えた歴史を見てみれば、その理由がわかります。人工的なテーマパークじゃなく、豊かな自然が作り出す季節の変化に目をやれば、それはそれは魅力満載な場所。
　その証拠に伊豆半島に向かう道を、国道135号線から根府川の手前で旧道である県道方向に遠回りしてみれば、実感するはずです。

みかん畑から見た2011年、幻想的な相模湾夕景　新年明けましておめでとうございます。
　片浦みかんプロジェクト事務局では、もっともっと美味しい柑橘類を美味しくなった時期にオンタイムで数多くお届けしていく予定です。販売する品種や提供の方法や時期は、この先の天候と温度によって大きく左右されます。だからこそのオンタイム販売。今なら石橋のポンカン、貯蔵の青島は今が食べごろ…　などなどそれぞれの農家さんごとに大きく違う生産体制を見据えて、さまざまなお届けのカタチを模索してこの片浦通信でお知らせする予定です。お見逃しなく!!
　さて冒頭の写真。昨日わずかに10分ほど見ることが出来た幻想的な相模湾の様子。何だか北欧に現れるオーロラのように見えなくもないこの光景。夕方、強くなった寒波の影響で箱根方面から動いてきた雪雲に、夕日が差し込んでできた幻想的な冬の虹。自然の描き出す新年のプレゼントは神々しくありました。この光景に思わず、合掌。いいことが皆様に訪れますように…。

50キロのみかんにあっても１つの貴重な存在なんです　発送開始から毎日、みかんの梱包作業に追われ、ブログの更新もままならない状況でした。 小田原片浦産の早生みかんをご注文いただいた皆さん、お味はいかがでしたでしょうか？　畑によって、木によって、なっている木の部位によって、それぞれ味がちょっとづつ違うという早生みかん。でもどれも爽やかさな味が楽しめるのが、やっぱり旬の早生みかんですね。さまざまな味の違いが楽しめたのではないでしょうか？
　発送開始直前から初期の産地は石橋地区、その後に根府川へ、最後は江之浦へと産地を大きく変えて農家さんから分けていただき、日々の発送に充ててきた感じです。同じ熟成度を求めること。結果的に約１カ月の間、その産地の標高差と日照具合で違ってくる積算温度の到達具合から生まれる味の違いを、どんどん追い続けた結果です。

今日の異例の荒天候でみかん収穫がピンチです　発送開始以降、たくさんの皆様からご注文をいただいています。本当にありがとうございます。
片浦みかんの産地・小田原市片浦地区は、昨日の深夜の度重なる雷鳴とともに、大雨が降りお隣の真鶴やその先の湯河原では、土砂崩れ警報が出るほどの雨と強風に見舞われました。片浦地区の現在出荷をしている農家さんのみかんの木は、どうにかみかんの肌を大きく傷つけずに済んだようです。

レトロ感溢れる化粧箱が並ぶと圧巻。美味しく食べてくださいね！　11月30日、いよいよ12月１日到着分の片浦みかんの発送が開始されました。
現在は石橋、根府川、江之浦のみかん農家の方々のみかんを、事務局では丁寧に１つづつ手で箱の中に並べることで１箱を完成させていきます。
　早生みかんは、予め発送日前から箱に入れて出荷を待つと言うのは、できないみかんなんです。ちょっとした傷みなどで、そこから悪くなっていく、そうみかんの中でもデリケートなみかん。なので発送日に手詰めをするというのが、考えようによっては贅沢なことです。
　今年の猛暑だった夏を、どうにか乗り切って出荷を迎えた早生みかん。どうぞご堪能ください。 
片浦みかんプロジェクト事務局