小田原柑橘倶楽部について
小田原柑橘倶楽部が目指すもの。活動指針
運営理念
・かつて二宮尊徳が実践した報徳精神と報徳仕法(自助努力と互助精神・積小為大など)での健全運営。
・地域に眠る「徳」の磨きなおし。
・生産者から小売店までのチーム編成で、最大限のマーケティングとブランディングを行う。
組織概要
小田原柑橘倶楽部は、地域の企業や個人の連携によって活動しています。
2010年10月。「片浦みかんプロジェクト」として、小田原市片浦地区の農家さんの支援を目的として活動を開始した小田原柑橘倶楽部は、報徳二宮神社が推譲(出資)した報徳仕法株式会社を母体として、現在、「地域振興サイダー」をはじめ片浦レモンやみかんを使った加工品の企画販売を中心に、地元の農家と商工業者を繋げながら、農商工連携による地域活性化を推進しています。
2015年4月には、この趣旨に賛同する地元の14社の出資による株式会社 小田原柑橘倶楽部を設立し、農業生産法人として耕作放棄地の開墾も開始し、現在この2社を母体として事業活動を推進しています。
発足から10年が経過し、2021年から役員改選を行い新体制のもとで、更なる地域の共益づくりを目指します。
事業統括(発起人) |
草山 明久(報徳二宮神社 宮司) |
運営メンバー(商工) |
江成 健一(税理士法人 エナリ 代表社員) |
運営メンバー(農) |
片浦レモン部会のみなさん |
協 力 |
神山 洋介 / 牧島 かれん / 守屋てるひこ |
運営法人
[法人名] 報徳仕法 株式会社 |
[法人名] 株式会社 小田原柑橘倶楽部 |
[事業内容] |
[事業内容] |
[設立] 2010年10月 |
[設立] 2015年3月 |
[代表者] 草山 明久(報徳二宮神社 宮司) |
[取締役]
[監査役] *2020年11月27日の株主総会にて役員改選が行われ、発足より代表を務めた石井久喜が退任し、新たに4名が取締役に就任いたしました。次期代表取締役には次回臨時株主総会にて、鈴木伸幸が就任する予定です。 |
[資本金] 250万円 |
[資本金] 700万円 |
[出資者] 報徳二宮神社 |
[出資者] 14社 |

写真左から【小田原市農政課長】青木・【取締役】草山・鈴木・加藤・江成・【前代表】石井
担当 |
小田原柑橘倶楽部事務局 |
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住所 |
〒250-0014 神奈川県小田原市城内8-10( 報徳二宮神社 報徳会館内) |
TEL |
[企画室]0465-23-3246 |
FAX |
[企画室]0465-23-3286 |
URL |
http://www.odawara-kankitsu.com/ |
農業生産法人設立趣旨(2015年4月)
「人・もの・お金が地域を循環する、持続的発展が可能な、心豊かな社会をめざして。」
小田原柑橘倶楽部は平成22年(2010年)10月、報徳二宮神社のまちづくり推譲事業・小田原市無尽蔵プロジェクトのひとつとして、草山明久(報徳二宮神社宮司)と鈴木伸幸(片浦みかん農家・FM小田原局長)が発起人となり「片浦みかんプロジェクト」としてスタートいたしました。また、翌年には農家である石井久喜(はなまる農園)もメンバーに加わり、片浦レモン部会の皆さんをはじめ、栽培~加工~物流~販売に至る分野に、今プロジェクトにご賛同をいただいた多くのお力添えにより、地元柑橘を使ったサイダーやドロップ・ようかん・ジェラートなどの新商品開発を年々行いながら、「小田原みかん」や「片浦レモン」などの知名度向上と売り上げ増につながる活動を展開し、現在では片浦の柑橘から神奈川県西部の農林水産品を対象として、6次産業化を中心に、農商工連携による地域活性化を目指しています。しかしながら、この間においても年々農業人口の減少と高齢化の影響は着実に進んでおり、耕作面積と収穫量は減少しているのが現状で、このままでいけば自立したごくわずかな農家を残して大部分の農地が耕作放棄地となります。
「残された期間はあと5年~10年」
そこで小田原柑橘倶楽部では5年目のシーズンを迎える今期、当初の計画よりも前倒して、耕作放棄地の開墾~栽培~出荷を事業とする、農業生産法人を新たに設立して、世代継承が危ぶまれる地元農業活性化の一助となるべく新たな挑戦をはじめたいと思います。具体的には、農業を引退する農家さんの土地や既に耕作放棄地・休耕地となった土地を小田原柑橘倶楽部の新法人が引き受け、出資者から募った資金をもとに、地元の若手農家が入って農地を開墾し、栽培を継続するという仕組みです。
しかしながら、いったん耕作放棄地となってしまった土地を農地として再生すること。これは並大抵のことではありません。ツタで覆われた土地の樹木を伐採し、根を掘り起こして土を耕し、そこにまた新しい苗木を植える。しかも、柑橘類は野菜のような一年草ではありませんから、植えてすぐに収穫が見込める訳でもなく、最低でも5年程度の時間を費やさねば、農家にとってビジネスとしての収入とはならないのです。
「地域の農商工連携により、より強い農業にするための新法人」
6次産業化による新商品開発ばかり知られている小田原柑橘倶楽部ですが、耕作放棄地の開墾をし、収穫量を増やしていく事業は設立当初から念頭に置いて活動をしています。今後は、この活動に参加する多様なメンバーでの企画運営を行い、現代農業が抱える問題や課題、地域にについて検討や議論を重ねながら、「この時代の、この地域にふさわしい、自立した農家になる為の、持続可能な仕組みづくり」を展開して参りたいと思います。
小田原柑橘倶楽部 発起人 草山 明久、鈴木 伸幸
片浦みかんプロジェクト 〜片浦地区みかん産業の再構築を目指して〜(2010年10月)
今後は、まず「小田原みかんの価値の再構築」を目標に掲げ、年間を通じ農家の方にとって安定した価格で、みかんをはじめとする柑橘類を流通させることを目指します。
また、最終的にはこの地区において、みかん(柑橘類)栽培に携わる人々の自助の力で、栽培〜収穫〜販売までできる仕組み作りのサポートを目的としております。
2010年10月 片浦みかんプロジェクト実行委員会 発起人 草山 明久・鈴木 伸幸